社団法人日本社会福祉士会に名簿登録し、多様な福祉ニーズに対応できる体制を整えております。
独立型社会福祉士事務所としての事業
(1)福祉や介護に関する相談及び支援
(2)成年後見制度利用に関する相談及び支援
(3)成年後見人受任
後見受任実績
グループホームを出て一人暮らしがしたいと望む知的障がいをもつ方への後見活動
2008年3月、「グループホームを出て一人暮らしがしたい」と希望される知的障がいを持つ方の保佐人に就任しました。
就任時の面会で、ご本人の「一人暮らし」への強い思いを何度も聞き取り、その思いを施設側に伝えたところ、施設も親族も一人暮らしに反対でした。
65歳と高齢であることと、一度社会に出て失敗していることが不安材料であったようです。
しかし、幼少期からずっと施設生活を送ってきたご本人は、自由に暮らしたいとの思いが募っていたようで。
一度きりしかない人生、残り少なくなった人生を思うように送らせてあげたい。
保佐人として、どのような支援ができるだろうかと・・。
家庭裁判所に相談したところ、「このような理由で一人の人生を拘束することはできない。不安材料を解決して本人の意向に沿った支援をしてほしい」とのアドバイスをいただきました。
そして、施設や親族の方が納得していただける準備が整い、相談支援事業所の全面的な支援を受けて、2010年3月に一人暮らしが実現しました。
現在は、介護保険を利用し、看護師であるケアマネージャーとヘルパーさんに生活の支援を受けながら、1日4~5時間の仕事をこなしています。
ワンルームマンションで一人暮らしをする被保佐人の彼は、毎日生き生きとした生活を送っています。
障がいがあろうと生活の質は重要であり、ご本人様の思いを受け止め、QOL向上の視点を持って支援することで、一人の人生が大きく変わるのだと実感させられている成年後見活動です。
(4)社会福祉士を目指す学生の実習(相談援助実習)受け入れ